術前・術後のケア

術前オリエンテーションをする前におさえておきたい3つのポイント

周手術期の看護で避けては通れない術前オリエンテーション (通称オペオリ)

術前オリエンテーションは安全かつ安心して手術に臨めるように働きかけることが目的ですが、患者さんや家族に内容を理解してもらわければなりません。

新人看護師
新人看護師
明日、初めてオペオリをやるんだけど、説明する内容も多くてうまく伝えられるか…何かコツってあるのかな?

今回は、術前オリエンテーションをする前におさえておきたい3つのポイントについて解説していきます

術前オリエンテーションの目的

まずは、なぜ術前オリエンテーションが大切なのか?その目的をしっかり理解しておく必要があるので、復習しましょう。

術前オリエンテーションの目的
  1. 手術の流れが具体的にイメージでき不安が軽減できる
  2. 術後合併症の予防

手術の流れを具体的にイメージできる

「痛くなったらどうすればいい?」
「食事はいつまで食べれるの?」
「トイレはどうするの?」
「退院はいつできる?」

このように、患者さんにとって手術は漠然としたイメージしかありませんしわからないことばかりです。

それに、手術ということだけで多かれ少なかれ誰しもが不安に感じています

新人看護師
新人看護師
そうだよね。私達は日常的に行うことでも患者さんにしたら初めてなことばかり。しかも、それが手術なんだから不安になって当然かも
ponpoko
ponpoko
具体的に手術の流れをイメージできるように説明し、患者さんの手術に対する不安が少しでも軽減することが、オリエンテーションの大きな目的なんだよ

術後合併症の予防

例えば、手術侵襲により術後は痰が出やすくなるだけでなく、安静や疼痛によって呼吸も浅くなるので、無気肺肺炎といった呼吸器合併症を起しやすいと言われています。

そのため、術前からの呼吸機能訓練が超重要で

  • 禁煙の説明
  • 痰の出しかた
  • 深呼吸
  • トライボールによる呼吸訓練
  • 早期離床の必要性

など指導していきます。

新人看護師
新人看護師
こんなに??
ponpoko
ponpoko
患者さんが術後合併症を理解しないと予防できないし、そのため必要性を説明することも術前オリエンテーションの大切な役割なんだよ

術前オリエンテーションのポイント3つ

では、目的を復習できたところで実際に術前オリエンテーションを行う際に意識してほしいポイントを3つ説明します

なぜ必要なのかを具体的に説明する

以前、私の受け持っていた患者さんが手術30分前にコーヒーを飲んでしまった事例がありました。
私はオリエンテーションの中で水分は2時間前までと説明はしていたのですが「ちょっとだけなら大丈夫だろう」と思いコーヒーを飲んでしまったそうです。

これは私の推測ですが、手術という不安で気持ちが落ち着かず毎日の習慣であるコーヒーを飲んでしまったのかもしれません。

必要性を具体的に説明できていなかったのが原因でした。

つまり、飲んではいけないことは理解していても「なぜダメなのか?」までは知らないとダメだと言うことです。

明日の9時から手術になりますので、食事は今日の夕食までです。もし、食べてしまうと最悪手術が延期になってしまう可能性がありますので、食べないようにお願いします。
水分は当日の7時までになります。

明日の9時から手術になりますので、食事は今日の夕食までです。
もし食べてしまうと、麻酔をかけて気管内に管を入れる際に吐いてしまい肺炎になってしまう可能性があります。
そのため胃の中を空にしておく必要があるので、夕食以降は何も食べないようにお願いします。
水分は当日の7時までであれば飲めますが、果肉の入っているジュースや甘いコーヒーなどは飲まないでください。安全のためにも水かお茶でお願いします。

このように、なぜ必要なのか?をより具体的に説明することを意識してみましょう。これ重要

患者さんの理解度を確認する

術前オリエンテーションは、手術を安全に行うためにも患者さんに説明することが山ほどありますので、イマイチ理解できていな場合も結構多いです。

そのため、説明したことに対し患者さんが理解できているかを確認することも重要になります。

「今まで説明したところで、不明な点はありますか?分かりにくい内容はありましたか?」

このように、一気に説明せずに理解できているかを確認しながら進めていきましょう。

特に、高齢の患者さんなどは説明した時は理解していたとしても、時間が経つと忘れてしまっていることも多々ありますし、手術に対する不安や恐怖から精神状態が不安定になっている患者さんもいます。

もし、理解が乏しいような場合はスタッフ間で情報を共有して未然に防ぐことも必要になるし、事細かく説明せずに大事な要点だけを抽出して伝えるだけでいいときもあります。

理解度を確認しながら個々に合わせて指導することを意識してみましょう。

他職種間で情報を共有する

術前オリエンテーションは病棟看護師だけが行うわけではありません。

手術室看護師は入室から退室までの流れをオリエンテーションを行います。麻酔科医も安全に麻酔をかけられるように情報を収集し説明します。点滴や抗生物質に関しては薬剤師が説明します

このように、他職種が関わることで「◯◯さんこれが不安だったんだ」と新たな情報を得ることも結構あります。

様々なスタッフが役割分担をしながら情報を共有することで、安全かつ安心して手術に臨むことができるようになるということです。

一度オリエンテーションしたら終わりではない

「よし、一通り説明が終わったし患者さんも理解してそうだから大丈夫だろ」

ではありません。

新人看護師
新人看護師
えっ?そうなの? 
ponpoko
ponpoko
術前オリエンテーションはその後が一番重要なんだ 

やはり、どれだけ具体的に説明しても、その時は理解していても忘れてしまいまうことは誰だってあります。わかっていてもめんどうだからやらない患者さんもいます。

・呼吸訓練のトライボールを行っている感じがなければ声をかけて促す。
・禁食の時間になったら再度声をかける
・怪しいならコップを看護師サイドで預かってしまう

一度オリエンテーションしたら終わりではなく、場面場面においてその都度声をかけていくことが何よりも大切になります。

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