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看護師が選ぶ!持っていかないほうがいいお見舞いの品3選。

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友人や知人が入院したからお見舞いに行きたいけど、何がいいだろう?大切な人のお見舞いだからこそ失敗したくないですよね。

そこで、看護師としてはお見舞いの品にあまり持ってきてほしくない物を3つご紹介したいと思います。

それは…

  • 食べ物
  • お花
  • 現金

この3つです。

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では、定番と思われがちなこの3つが看護師からみるとなぜ持ってきてほしくないのか?その理由を説明したいと思います。

持ってきてほしくないものその①食べ物

入院中は基本的に病院の食事だけになるので、元気になり食欲が出てくると「甘い物が食べたい」「ラーメンが食べたい」と欲求がでてくるものです。
しかし、看護師視点で見ると食べ物がなぜよくないのでしょうか?

食事制限をしている場合がある

例えば、糖尿病の患者さんは食事のカロリー制限をしています。

また、フルーツの詰め合わせに入っているグレープフルーツは血圧の薬との飲み合わせが悪いので治療の効果が得られない可能性もあります。

胃や大腸などの病気により入院している場合は、そもそも禁食(食事が食べれない)。もしくは流動食やお粥など消化に優しいものを食べています。

このように病気によって食事制限をされている場合があるので、お見舞いで持っていったとしても食べれないだけでなく、病気の悪化につながる恐れがあるのです。

もともと基礎疾患もない成人が骨折で入院してるような場合でない限り、食べ物の差し入れはおすすめできません。

感染のリスクがある

特に、梅雨や夏場になると食べ物が傷むのも早いですよね?

それらを食べてしまったことで胃腸炎になり、同室者に感染させてしまうことにもなりかねません。

入院していて胃腸炎になってしまったら元も子もありませんよね。

年配の患者さんはあまり食べないことも

お見舞い品として持ってきてくれた菓子折りなど年配の患者さんはあまり食べず「よかったら食べて」と看護師にすすめてくることが結構あります。

特に冷蔵保存しないといけない生ものは、早く食べないといけないですし、患者さんも困ってしまいます。

これらの理由から、食べ物を持ってくるのはあまり好ましくありません。

持ってきてほしくないものその②お花

お見舞いといえばお花のイメージがあるかもしれませんが、これも持ってきてほしくありません。
厳密に言うと、生花は絶対ダメです。

匂いを不快に思う場合がある

例えば「自分は気持ち悪くて食事も食べれない」そんな状況だった場合、隣のベットから花の匂いがすると不快に思いませんか?

入院中は匂いに敏感になります。ましてや、体調の悪いときなどは花のいい香りでさえ不快に思ってしまうことがありますのでやめたほうがいいと思います。

感染のリスクがある

生花は枯れてしまうことで虫がよってきたりし、感染のリスクになってしまう可能性がります。

そして、怖いのが緑膿菌に感染してしまうことです。

通常、元気であれば問題のない菌ではありますが、抵抗力が弱っている場合は感染しやすく重症化してしまう恐れがあります。

お花の種類によっては悪い意味を連想させてしまう

悪い意味を連想させてしまう、代表的なお花

シクラメン 死や苦をイメージしてしまう
お葬式などに使われる
椿やチューリップ 花が「ぽたっ」と落下するイメージからよくないとされている
鉢植え 「根付く」が「寝付く」と連想してしまい、病気が長引き退院できないイメージになる

縁起がよくない言葉ばかりですよね?

そういった視点からも、花をお見舞いに持っていくことはよくありません。

看護師としては

  • 感染のリスクがある
  • 匂いで他の患者を不快にしてしまう可能性がある

これらの理由で花を持ってくることをお断りしているのです。

持ってきてほしくないものその③お金

年配の方に多いお見舞い金ですが、なぜNGなのかというと、盗難のリスクがあるからです。

病院だから安全なんてことはありません。

これは私の病院で実際にあった話ですが、お見舞い金を引き出しや枕の下などにそのまましまっていたところ、検査で不在の時に盗まれてしまったことがありました。

病室はカーテンで仕切られているだけなので、誰でも簡単に入ってしまうことができてしまいます。検査などで不在の病室を全くの知らない人が入ってきて物色する・・・そんなことが実際にあるのです。

引き出しの中に簡易的な金庫もありますが、それでも盗難のトラブルは実際に起きています。

看護師がお金の管理まではできません。

そのような理由から、お金を病院に持ってくるのはやめたほうがいいです。

どうしてもお見舞い金を渡したい場合は、家族に渡すのが無難で安全だと思います。

お見舞いの品に何を持っていけばいい?

なら何を持っていけばいいの?と悩むあなたに看護師としての視点から見ておすすめしたいものがあります。それは

「入院することで不便に思うことを解消できるものです」

例えば…

入院することで暇な時間が増えるため、暇つぶしができる物。

テレビカード、雑誌や漫画など

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テレビカードや雑誌はかなりおすすめです。漫画は多すぎると場所を取るのでほどほどに

夜眠れなさそうであれば安眠を促すことができる物。

アイマスク、めぐリズムなど

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大部屋だと周囲の音が気になったり、ベットが違うから眠れないことが多いんですよ。

病院では頻回に入浴できないので、特に女性には

スキンケアグッズなど

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家とは違って毎日入れるわけじゃありません。病院のシャンプーなどはギシギシして合わないと、特に若い女性の患者さんは言っていますよ

ハーブ系の香りのオーガーニックシャンプーなどはリラックス効果も期待できるのでおすすめです。

このように、不便に感じていることをお見舞いの品にするときっと喜ばれるのではないでしょうか?

事前に患者さんに確認がとれるようなら「何か困ってることはない?」と聞いておくといいかもしれませんね。

おわりに

いかがでしたか?

お見舞いの定番と思われるものが、逆に看護師としては持ってきてほしくない物ということです。

ただ、今でもこの3つはお見舞いとして持ってくることが多いのも事実です。

しかし、こんな理由があるということを理解したうえで持っていってくださいね。

ponpoko(ぽんぽこ)
地方の総合病院で師長をしながら特定看護師としても活躍中 3人の子供のパパ
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